鐘がなっている
とおくでちかくで、警鐘でも時報でもなく
月が光り夜は澄む
空気がかわり時間が進む
世界は私を勝手に救おうとし
私は世界を勝手に裁こうとする
だからこうやって、たまにケンカをする
私は世界をセンチメンタルでおとしめる
圧倒的に美しいふりをして、さも明日も美しいそぶりを見せるから
私もそれを受け取るふりをしながら、ファンタジーにおとしめてやるのだ
ざまあみろ、勝手に救うな
そうして、私も
勝手に裁くな
と景色から言われるのだった
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